協調ロボットについて
- shigeokumata
- 2月11日
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近年、ロボットの中でも協調ロボット(Collaborative robots)と呼ばれることが頻繁にあるため、以前に述べた協働ロボットと比較し、その内容について簡単にコメントします。
協調ロボット(Collaborative robots)と協働ロボットは厳密な意味では異なる意味がありますが、人間と一緒に働くロボット全体を指して使うときはほぼ同義とされています。両者とも、産業用ロボットの一種であり、人と協力して作業をすることに重点を置いた新しいタイプのロボットと言えます。
特別に注釈がない限り、協調ロボットと協働ロボットは同じ意味で使われます。どちらも人間と協力して作業を行い、従来の産業用ロボットと比べて小型かつ軽量で、安全対策を必要としないという特徴があります。
「協調」とは互いに協力し合うことです。特に立場が違う者同士が協力し合うことを指すことが多いので、人間とロボットという異なる立場の者が協力することを強調するときには「協調ロボット」という言葉が使われています。
(当方の解釈としては、対象品を扱う工程において、共通の目的で作業することはあるが、人間とロボットが同一工程の作業を分担することは少ないと思われる。)
「協働」とは同じ目的のために一緒に働くことです。対等な立場で働くことを指すことが多いので、人間とロボットが同じ目的(製造や検査等)のために一緒に働いているということを強調するときには「協働ロボット」という言葉が使われます。
(当方の解釈としては、人間とロボットが同じ目的で協力して作業することがありうるということで、人間とロボットが同一工程の作業を分担することがありうる。つまり人間同士の掛け持ち作業に近い動きをすることがありうるということ。)

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