ロボットによる自動化を推進する中で、よくマシンテンディング(machine-tending)という言葉を耳にします。
このマシンテンディングとは、加工機へのワークの着脱やドアの開閉などの作業をオペレーターが行うことです。
つまり、主に加工機へのワーク投入と取り出しを行う反復作業のことを指し、製造業では、最もロボット化による省人の対象となる作業工程を指しています。
例えば、協働ロボット等を使ってマシンテンディングを自動化することで、生産性や品質の向上、投資回収の短縮などのメリットがあります。
本来、「マシンテンディング」とは、機械や装置を使用して物体を引っ張ることを指します。一般的には、テンション(張力)をかけることで物体を移動させたり、位置を調整したりする方法です。例えば、建設現場での鉄骨の設置や、工場での部品の取り付けなどに使われます。